Mac上のVirtualBoxで動かすWindowsXPでShift,Alt,Ctrlを支障なく使えるための対策

Mac上のVirtualBoxWindowsで、まともにイラストレーター(Illustrator)が使えない問題に出くわした。
イラストレーターではShift,Alt,Ctrlのいずれもが重要で必須なキーなのだが、これのどれかを犠牲にしないといけないため。


厳密には、HOSTとの切り替えに、Shift,Alt,Ctrlのいずれかを犠牲にしないといけないのだが、なんとMacではこれらのキーの左右の区別がつかないためだ。


いや、つくのかもしれんが、少なくともVirtualBoxに限っては左右を識別しない。(設定ファイルをキーマップ Keymap [キーコード, Keycode] に従って例えば右コントロールにキーコードを書き換えても起動エラーになる)
Example) Hostkey = '67'


つまり右ALTだけ使用不能なら大丈夫だが、「ALT自体が使えない」といった選択肢になってしまう。
これではイラストレーターは使い物にならない。
(ちなみにF1〜F12は割当できない)


どうしたものかと悩んでいたが、Windowsキーボードを使っていたことが幸いして解決に至った。


俺はWindows機のキーボードでMacを使っている。ドライバもMicrosoftから公式のものが出ており機能は正しく使える。


こいつには、「キーマップの変更」という部分がある。
これは、MacUnixベースのキー配置のため、CtrlやShiftがWindowsと異なったり、MacにはMac特有のOptionキーがあることを配慮しての機能だ。
この機能では、「ShiftキーとCtrlキーの配置を入れ替える」といった設定が可能になっている。

この機能を使ってみればうまくいくのではと、ふと思った。
そこで下記のように配置変更した。



WindowsキーとAltキーを入れ替える




こうすると、


Mac側(HOST)
 Altキー → Macのoptionキー
 Windowsキー Macのcommandキー


WindowsXP on VirtualBox
 Altキー → Hostキー(ホストOSとの切り替え)
 Windowsキー Altキー


今までは、概念的に解りやすいからと、「キーボードのAltキー」を「Mac側ではcommandキー」というデフォルト設定のままで使用していた。


つまりは、この初期設定が問題をややこしくしていたという訳。


おかげで、WindowsXP on VirtualBox側では、Shift、Alt、Ctrlが全て使えるようになった。
ただし、この設定変更に伴い、Windowsキーが使えなくなった。
しかし、これは全く支障ない。元々いらないキーだったしな。


一応、同胞の者が偶然にも動揺の問題で行き詰まっており、このエントリに遭遇する可能性も考慮し、ここに投稿しておくこととする。